ZEB
Zero Energy Building
Zero Energy Building
究極の省エネを実現し、再生可能エネルギーを用いて年間あるいは定めた期間のエネルギー消費量をネット(正味)でゼロかそれに近いレベルとなる建物を意味する。国はこのZEBに関して2030年までにすべての新築の建築物を平均でZEB化する方針を打ち出しており、その実現に向けた取り組みが活発になってきている。
ZEBはEU諸国が先駆けとなり、今はアメリカやAPECの国々が取り組む世界的な課題ともいえる。各国の政治的・経済的状況は様々であるが、民生部門をターゲットに省エネを推進するこのZEBは目のつけやすい課題のひとつであろう。
これまでの国内委員会、国際委員会活動の中で行ってきたZEB関連の研究活動や出来事について紹介する。
APECのEWGの活動としてこれまで各国のNZEBベストプラクティスを集めて取り組みのトレンドを示してNZEBの普及を促す活動をしてきました。その活動の成果を報告書としてまとめて公開しています。日本からは20の先進事例を紹介しています。APEC会員国のNZEBにおける取組を概観できる貴重な資料です。2017.5.11
空気調和・衛生工学会空気調和委員会・ZEB実現可能性検討小委員会主催のZEBシンポジウムが開催され、これまでの活動成果を報告しました。ZEBの国内外動向をはじめ、ZEB実現可能性の検討結果や普及拡大にむけた有意義な議論がとり行われました。約120名の来場者がありました。 2016.11.8
4.10-12、台中にて、APECのワークショップが開催されました。APEC各国のZEB推進状況と普及に対する課題が紹介されて、議論されました。日本からは24のベストプラクティス、ZEB定義(METI)とロードマップを紹介してきました。2016.4.10
今年の8月にカナダのモントリオールにて行われたシンポジウムの報告書がまとまりました。70人のプレゼンター、19か国からの参加があり、ZEBの最新動向や課題、今後の展望について議論が行われました。2015.12.25
空気調和・衛生工学会、日本建築学会の小委員会が共同で開催するセミナーがありました。REHVAの副会長のJarek先生にご講演いただいたあと、日本のZEBに関する取組を紹介するセミナーがありました。 2015.12.15
IEAのAnnex40、APECでの活動内容を紹介し、ZEBに対するこれまでの国際的な取り組みや今後の展望について紹介しました。2015.12.4
ZEB定義小委員会のこれまでの研究活動の結集が学会のガイドラインとしてまとまりました。ZEBを取り巻く様々な情報が満載でZEBに関するトレンディな情報を入手するにはほかにないよい書籍でしょう。多いに活用されることと期待しています。2015.10.20
ZEB定義に関するこれまでの検討内容を踏まえてガイドラインとして公開することに至りました。2回のシンポジウムを経て業界諸関係者からの意見をできる限り反映してまとめました。まだ、議論の余地を残す項目はありますが、2009年経産省の定義がリリースされて以来、学会としてその考え方を示したものです。2015.6.1